
今日は広島の特別な日・・・
世界で初めて広島に原爆が落とされてから66年目の8月6日を迎えました。
世界遺産の原爆ドームは被爆するまでは産業奨励館といって広島県の物産の陳列館でした。
私は今朝、平和公園の中にある国立広島原爆死没者追悼平和祈念館へ被爆体験記の朗読ボランティアをするために広電の電車に乗って向かっていました。
ちょうど、福島町の電停の所で原爆が落とされた8時15分になったので電車は停車したまま、車掌さんが「黙祷をお願いします」と

言うと乗客のほとんどの人が黙祷をささげていました。
平和公園に着いたのが8時40分くらいでちょうど、菅総理が演説をしているところでした。記念式典の周りには人がいっぱいでその様子を遠くから窺うので精一杯。
この日の人出は後から聞くと5万人だったそうです。
あの日、広島市内には35万人の人がいて昭和20年の暮れまでに14万人の方が亡くなったそうです。
今日現在の原爆死没者の数は
275230人、被爆者の平均年齢は77歳を越えたそうです。
原爆死没者を追悼し、その惨禍を語り継ぎ、広く内外に伝え、歴史に学んで核兵器のない平和な世界を築くことを誓う施設が私達朗読ボランティアが所属している
「国立広島原爆死没者追悼平和祈念館」です。平和記念資料館の東館の後ろ側にあります。
今朝は9時半から40分間被爆体験記の朗読会が行われ記念式典に参加された後、大勢の方が
聴きに来て下さいました。
3人のボランティアで進行するのですが、静かに熱心に聴いて下さり、中には涙を流す方もあり
思わず読んでいて、もらい泣きしてしまいました。微力ではありますが、声の出る限り、この活動を続けていきたいと思っています。