神楽の秋、到来!
毎年、司会をさせていただいていますが、今年は、特に印象深い大会になりました。
この大会は廿日市市や広島市の西部地区などの団体が参加して、日頃の練習の成果を披露してくださっていますが、今年、1つの神楽団が出演できなくなるアクシデントがありました。そこで、他の神楽団の皆さんが、お詫びの気持ちとして「八岐大蛇」を合同で演じてくださったのです。しかも、それぞれの神楽団から大蛇を持ち寄り、なんと20頭もの大蛇がステージ狭しと暴れまくりそれはそれは大迫力!!観客の皆さんもやんやの大喝采でした。当初、神楽団の皆さんは、そんなことをしたら、神楽ファンの方に邪道だとお叱りを受けるのではと、一抹の不安があったようですが、そんな危惧はお客様の歓声と拍手にかき消されたようで、ホッとしました。
当日の演目は「一本むき、えびす、しめ口」
難しい舞や言い立てを立派に演じて、インタビューにも堂々と答えてくれました。十二神祇の古式舞い、派手さはありませんが、地域の皆さんに何百年という歴史とともに受け継がれ伝承されているということは、かけがえのない財産です。子供達もそのことを誇らしく思い、自らやってみたいと思って始め、楽しく神楽を練習しているようでした。大勢のお客さんの前で演じて、この経験がまた、次の舞台に活きるといいですね。
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