一枚板の仕入れのため岐阜の市に行くついでの一年遅れの銀婚旅行
今年で13年めになるトヨタのノア、本当によく走ってくれます。その後部座席をとっぱらって寝床を作り、前日は桂川のPAで車中泊!なんと過酷な銀婚旅行でしょう!
ほとんど眠れませんでしたが、翌朝PAでモーニングセットを食べ、めざすは宇治の平等院。そう10円玉にきざまれている平等院鳳凰堂です。
すごい!平安時代の中期、藤原
建立当時は極楽浄土の宮殿をイメージして極彩色の鮮やかな色だったようですが、私は今のこの枯れた感じが好きです。
鳳翔館という博物館には国宝の鳳凰1対、雲中供養菩薩像26体が納められていて、その繊細な彫刻に目を瞠りました。
やっぱり実際に訪れてみないと文化財の素晴らしさはわからないなあと思い知りました。
平日なのにすごい人!みんな、鹿が珍しいのか一緒に写真を撮っていましたが、宮島の鹿を見慣れている私達は特に鹿には興味がありません。でも、鹿の鳴き声は初めて聞きました!
どう表現していいのかわかりませんが
ものすごく高い音で鳴くのです!
後ろに見えているのが南大門
これまた、なんという大きさでしょう!
徳俊さんは寝不足でふらつきながら、無理やりのピースポーズ・・・
この奥に大仏様が鎮座ましましているのですね!
いやがうえにも期待感がふくらみます。
南大門の左右にそびえたつ
金剛力士像!
造高8メートルに及ぶ巨像に息を呑みました。
この像はかの有名な運慶が制作の総指揮をとり、快慶、定覚,湛慶(運慶の子)が小仏師多数を率いて、わずか2ヶ月で造立したのだそうです。
表面には一年間のほこりが白く積もり異様な威圧感にただ、呆然とするのみ。
中門があって、
中門の端に入り口があって、
そこを通り過ぎると
なんという大きさ!
このスケール感は悔しいけれど写真では伝わらないのですねえ
もうびっくりです!日本人恐るべし!こんなもの建てちゃったんですものねえ!
大仏殿(東大寺金堂)がこんなに大きかったとは知りませんでした
やっぱり文化財は実際に見てみないといけません。この建物は世界で一番大きな木造建築だそうです。
さもありなん・・・
大仏様にはほとんど感動がありませんでした。
大仏様ごめんなさい・・・
なので写真をとるのも忘れ通り過ぎようとしていました。
が、気をとりなおして一応、斜め後ろからではありますが、申し訳程度の一枚を撮らせていただきました。

その後、たまたま、奈良国立博物館で一年に一度の正倉院展が催されていたので、欲深い二人は、「折角のチャンスだから見てみようではないか」と、ほとんど興味もないのにものすごく長い行列の最後尾についたのです。
40分の行列が終わり、いよいよ皇室ゆかりの宝物を見ることができましたが、展示場の灯りが暗い!人が多すぎて近くでゆっくり見られない!
ユーミンの歌ではありませんが、人混みに流されて~なんだかよくわからないうちに出口へ
ああ~疲れた~
トイレもすごい行列で、ふたりともぐったり!
時刻は午後3時。
徳俊さんは、な、なんと、それから伊勢神宮をめざしたのであります。やはり無謀でした。着いたのは午後6時。
あたりは真っ暗。また、今度ゆっくり来ようと来た道をすぐひきかえし、途中のイオンで弁当を買い、どこかのPAで食べて、今夜はホテルに泊まろうかと弱音を吐く徳俊さんを励まして、明日の市が立つ場所に近い岐阜羽島のPAで2日目の車中泊。さすがに眠りました!
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